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2017-04-21(Fri)

ちゃののお話⑬/お骨になった猫

外に出て向かった先は、例の道路、白いタオルをかぶせられた何かが見えた。向こう側の畑と道路との段差は約30センチ。
そして脇に電柱が立っている。その電柱の下のタオルの下には、間違いない、ちゃのの毛色した猫。信じたくなかった。

お兄ちゃんが、「誰かが、タオルを被せたみたいで・・・」

体は綺麗だった。タオルをめくり、ちゃのを確認した・・・・・「目・飛び出してるんじゃん・・・(T^T)  左目・・・。」
私は、タオルを被せたまま、ちゃのを抱いた。心配そうに私を見ているお兄ちゃんに頭を下げ、お礼を言って家に戻った。
目玉が飛び出しているのを、他の家族には見せないことに決めた。ショックを受けてしまうから。

家に入ってすぐにやったことは、「ハンサムなお顔が台無しだね」って言って、お顔の左側だけハンカチで覆って結んだ。

多分、ちゃのは遊んで帰ってくるときに、畑のところから、ぴょんと飛んで、道路におりようとしたんだ。そして右側の頭を走ってくる車にぶつけたのだろう。だから、体は無傷だったのだんだ。だけど、右をぶつけたから、左側の目玉が飛び出しちゃったんだよね。空中でぶつけたのか、ぶつけた右のお顔は、ただ眠っているように綺麗だった。白いタオルは、よく工事現場の男の人が頭に巻いているような感じのタオルだった。飼い猫とわかり、タオルを被せてくれたのだろう。

どうしたらいいんだろう・・・。私は何が何だかわからずに、妹に電話したら、心配して妹と義理の弟がすぐに駆けつけてくれた。
「火葬してあげないと・・」 教えてもらった電話番号に電話して、翌日、ペットの火葬やさんを手配した。

悲しくて涙?? は、出なかった。それは、多分、これは予測しえた事だったから。

ちゃののお気に入りの、ひざ掛けで包んで、お布団の上で、いつも寝るみたいに、お腹の横に、ちゃのを置いて、ウトウトした。
いつものダブルエビ状態。暖かな夕刻だった。

4~50分ぐらいしたら、別部屋にいた、息子が入ってきて、「かあちゃん!大丈夫??」

大きな声にびっくりして起きた。息子は息子で、ギョッとしたらしい、だって母親は猫の遺体を抱いて寝ていたのだもの。

もう、この姿でいられるのは、一晩だけ。明日はお骨になってしまう。そう思いながら、ちゃのの体を撫でた。
すると、とっても、不思議なことが起きたのです。

ちゃのが、左耳のところで「ゴロゴロ・・・・」言ってるのが聞こえるんです。とっても安心しているように。

びっくりした私は、一瞬手を放すと、「ゴロゴロ・・」は聞こえなくなった。

再び、ちゃのを撫でると・・・間違いない。左耳から、猫が安心しているときの「ゴロゴロ・・・」が聞こえるんです。

一瞬、私は「本当は、生きているんじゃないの!」と思ってしまったのです。本気で。

頭蓋骨割れているのに。目玉飛び出しているのに。体も硬直してしまっているのに。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・死んでいることに間違いはないのだ。私は混乱した頭を落ち着かせた。

だけど、
この不思議な現象は、その日ずっと続いたのです。


この事で、私が確信したことは、体が死んでも、魂は生きているということ。そして、遺体に触れれば、死者は、それを感じ取ることができるということ。死後は、痛みを伴わないということ。私は、あの「ゴロゴロ・・」にわずかながらですが、気持ちが救われた。だけど、何故左耳だったのだろう?ずっと不思議だった。しかし、それは、このお話の3話目を書いているときにその理由に気付いたのです。それは、また次の機会にお話ししましょう。

夜、娘のみいちゃんに電話して、ちゃのが死んじゃったことを話すと、彼女は泣き出した。あまのじゃく親父は、ただ無言だった。翌日、予定時間よりも少し早く来たペットの火葬やさんに、ちゃのを預けた。その後、みいちゃんが来たけど、間に合わなかったと、彼女はまた泣いた。

数時間後、ちゃのは、ちいさくて綺麗な布で覆われた骨壺に入って戻ってきた。

ちゃのとの生活はこれで終わった???。

いえいえ・・・・・・・・ちゃののお話は、実は、まだまだ、続きがあるのです。



ちゃののお話⑭/悲しく泣く猫へ続く



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2017-03-18(Sat)

ちゃののお話⑫/いうことを聞かない猫

ちゃのを外に出さないようにしようと、あまのじゃくおやじ(父親)に協力してもらう。広い道路に出てしまったことを話すと、親父は、「大きな道路に出たら、こいつは絶対に「のし猫」になる!」と言って、協力的だった。そして外に出さないようにしてから一週間後、帰宅し、つい油断して家の扉を開けると・・・やられてしまったのです。ちゃのったらドアを開けるのを待ち構えていて、開けた途端に外に飛び出してしまった。追いかけていくと、よりによって例の大通りに一目散に向かって走っていく。そして、あの大通りを走り抜けると、その向こうの畑に入ってしまったんです。私はちゃのを捕まえようと、畑に入ると、畑は耕したばかりだったようで、足が土に入り込んでしまい、それ以上追いかけるのは無理だった。畑の持ち主に見られていたら、こっぴどく叱られるだろう・・。と思いながら、仕方ないと、その日は、ちゃのを捕まえるのを諦めた。ちゃのは、遅くなるまで帰ってこなかった。よっぽど外が楽しかったのだろう。深夜、ちゃのは私の部屋のいつもの窓を開けて、帰ってくると、夢うつつの私の布団に入り込んできた。安心した。いつもどおり、私のおなかの中で丸くなって一緒に眠りにつく。ダブルエビ状態で。

その日以降も、何度も脱走を繰り返していた。外に出てはダメって叱ってみても、いままで外に出していたのが、突然、外に出られなくなった理由など、本人に理解できるはずもない。もともと、頭のいい猫なので、少しづつでも、大通りは危険だということを学習してくれればいいと願いながら、できるだけ外にださないようにしよう。ということにした。それ以降、脱走してしまって、捕まえられない時には、無理には追いかけないようにした。でも、捕まえたときの、家に戻るときのちゃのときたら・・・。

シャーーーーーッ!!!    (・・めったにシャーしない猫なのに。)こんなちゃのとの戦いはその後1年間続く・・・・。


そして、とうとう心配は現実になってしまうのです。

それは、ちゃのがきてから5年目の秋の土曜日のお昼すぎ頃。

近所のお兄ちゃんが来た。「猫が道路の脇で・・・・・・・・・・・・・・」と。




ちゃののお話⑬/お骨になった猫 に続く・・・。

◆ちゃののお話を最初から読む?◆



2016-11-05(Sat)

ちゃののお話⑪/閉じ込められるようになった猫

ちゃのがうちに来てから4年目の秋

困ったことになった。

私は仕事を変え、車通勤から電車通勤になったのだけど、車通勤の時はちゃのに見送られる感じだったのが、
電車通勤になって駅まで歩くときに、ちゃのがどこまでもついて来ようとしてしまうようになってしまった。
ここはド田舎ではないので、大通りに出れば、車通りの激しい道路に出てしまう。

なんたって、ちゃのったら、警戒心ゼロ。あぶないから・・・・・・・。

家の中に入れて、逃げるように仕事にいくという状況。あとをついてこなければ、近所から遠くへは行かないので、
最初はさほど心配していなかった。

ところがある日の夜、缶ジュースを買いに大通りに出てふと後ろを振り返って驚いた。
ちゃのが私の後を、ついてきていたようで、道路を渡ってしまったのです。

ショックだった。
最初にネットで調べた、去勢した猫の行動範囲は数十m・・・・・・・・なんて嘘じゃん!。

ちゃのを抱いて、家に入る。

何事もなかったかのようにゴロゴロ言いながら、「うにゃ!」と私の顔をなめまくる猫。

私は明日から、ちゃのを外に出さないようにしようと決めたのでした。



ちゃののお話⑫/いうことを聞かない猫 につづく・・・


2016-10-02(Sun)

ちゃののお話⑩/家につかず人につく猫

ちゃのが我が家にきてから、4年目の夏。

私は4人姉妹の長女ですが、私たちは近くに住んで、みんな仲が良く、毎年、夏休みには家族みんな(総勢15人~18人)で旅行に行っていました。前年の3年目の夏は、その旅行の際、ちゃのを初めてペットホテルに預けたのだけど、料金が2泊3日で8000円ぐらいだったので、知人に、「お金掛かるよねー」なんて話していたら、彼女は、「猫なんて、人じゃなく家につくんだから、エサとお水を3日分用意してお留守番させておけば大丈夫だよ」と言う。「え!そうなの??・・・」と真に受けた私は、8000円をケチってこれを実行したのです。

2階の私の部屋の電気とエアコンをつけたまま、3日分の餌とお水。ちゃのが、外のお友達と遊ぶために、いつもの出入り口(私の部屋の窓)を10センチぐらい開けたままにして二泊三日の旅行に出かけたのです。

そして、旅行から帰ったのは予定より早い夕方の時間帯でした。ちゃのは門扉の横の塀の上に座っていました。

「ただいまーちゃのー!」と言って、塀からちゃのを片手で持ち上げると・・・・「ん??????????」

あまりの軽さに違和感が・・・・・・。

そして、家に入ってびっくりしました。

だって、エサも水も全く減っていなかったのだもの。


門扉の横の塀の上でどのぐらい待っていたのだろう。

猫は家に付くなんていうのは、嘘だった。

猫缶を開けて、ちゃのに与えた。エサを食べる猫を見ながら、私はすごく後悔した。

いくら友達が外にたくさんいても、家があっても、いたはずの家族が突然いなくなったらショックなんだ。

ごめんね、独りぼっちにして。


その日以降、ちゃのは、口をきいてくれなくなった。

家の中にいれば、今までと同様に玄関にお迎えをしてくれるんですが、来たらなぜか後ろ向きになって
顔だけこちらを向くという変な体勢??。これには、参った・・。

しばらくして(2週間ほどで)機嫌がなおったのか、やっとかすれた声を出した。


「アガャゥゥ!」と・・・・・・


予想通り、生まれたての怪獣のようでした。




ちゃののお話⑪/閉じ込められるようになった猫に続く・・・



2016-08-11(Thu)

「ちゃの」のお話⑨/近所からエサを食べさせてもらってないと思われている猫

00a-2.jpg




    ちゃのは今日も元気に外で遊んでいます。
    
    姿が見えないときはどこかの近所の敷地内で。
    この辺の近所の人たちは勿論、飼い犬や猫とはみんなお友達のようです。
    この子のコミュニケーション能力にはホント感心するわ。


鳩事件のあと、この先どうなる事やら、と思ったのですが、肉系の獲物は、あれが最初で最後でした。そのうち、私の座るテーブル位置に、いつか半殺しのネズミがのっかっているのではないかとビクビクしていたの。ネズミを食べているところを見たわけではないけれど、ネズミを追いかけていると近所の人が言っていたので、食べていたかどうかはいまだに謎です。ちゃのが私のテーブルに置くのは、蝉や、コガネムシ、コオロギ、ゴミムシなどでした。叱れないけれど、ほめてもいないのだからいつか理解してくれればいいなと思う日々・・・・。

そんな或る日の夕刻、仕事から帰宅するときに我が家の門扉の真ん前に何か置かれているのが見えた。

「え?なに??」と近寄ってみると・・・・・・・・・・・・それは、なんと「器に入ったネコノカリカリ」

「なんじゃこりゃーーーーーー!」 しかも、よりによって、何故こんなど真ん中!

どうもね、近所の誰かが、置いたらしい。 どうもね、家でちゃのが餌を食べさせてもらっていないと思ったらしい。
・・・・・・つか・・・・自分の家の前に置けよ!!!! って思ってしまった。

猫ノカリカリなんて、喜ばないから!!  っていうか、一応毎日夜ネコカンあげてますぅ!!しかもしかも、毎日親父の刺身と私の食後のビールの乾物つまみまでたべてますぅ!(食事中でも食後でもビール飲める人です)

ネコノカリカリの入った器が紙製なら、片づけちゃうところでしたが、困ったことに陶器製の「吉野家の牛丼の器」みたいなのにはいっているものだから捨てるわけにもいかず・・・。息子と相談して、みっともないけれど、しょうがない。そのままにしておくことにした。
ちゃのが食べないことを理解したら片づけてくれるだろう。その日から、我が家の家のど真ん中に猫の餌がおかれたままになった。

出入り口なもんだから、もーーーーー超邪魔、超迷惑・・・・・。ついでにホンネ「これ置いた人、大馬鹿じゃない??!!」
イライラするけど、我慢。。。。

その間、引きこもりの息子が、ベランダの窓から見たのは、あの器のカリカリを食べる野良猫と、散歩中で飼い主に叱られながらもカリカリを食べる犬。そして、それを横目にしっぽを立てて素通りするちゃの。

4日目の朝、器はなくなっていた。

ちゃのをターゲットにしていたのなら、残念でしたぁー。猫に餌をあげたいのなら自分の家の前にしてください!お腹を空かした野良猫ならいくらでもいるんですから!と言ってやりたい気分だった。

こんな誤解をされるのも、もとはと言えば・・虫なんか食べてるからだよ・・・ちゃの・・・。一体誰に教わったんだ・・。 
ぽつりとつぶやく私は、ちゃののお友達をあまり知らない・・・・。


ちゃののお話⑩/家につかず人につく猫に続く・・・


プロフィール

ちゃのりん

Author:ちゃのりん
気の向くまま、思いつくまま。
ジャンルなしの落書帳。
[好きな物]
ビールと黄色い生き物

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